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初期から出現 カードNo. 属性 クラス 種族 モンスター名 入手条件 OB00-091 風 ☆ 植物 ヨーナシ 対 OB00-092 火 ☆ スライム スライム・ドラゴン 合/合+ア OB00-093 風 ☆ 幻獣 マト 対 OB00-094 風 ☆ 獣 ベロ 対 OB00-095 風 ☆☆☆☆ 獣 ケルベロス ア OB00-096 水 ☆ 植物 ロル 対 OB00-097 水 ☆☆ 植物 ロレル C OB00-098 水 ☆☆☆ 植物 踊り子ロレル ア OB00-099 火 ☆ ドラゴン 火山弾 B OB00-100 火 ☆☆ ドラゴン ヴォルド C OB00-101 火 ☆☆☆ ドラゴン ヴォルドン C OB00-102 火 ☆☆☆☆ ドラゴン ヴォルケイノドラゴン ア OB00-103 火 ☆☆ 戦士 炎の戦士バーン 対 OB00-104 火 ☆☆☆ 戦士 火炎の騎士バーン C OB00-105 火 ☆☆ 魔法使い マジシャン 対 OB00-106 火 ☆☆☆ 魔法使い レッド・マジシャン ア OB00-107 火 ☆☆ ドラゴン ドラン 合 OB00-108 火 ☆☆☆ ドラゴン 竜人ドラン ア OB00-109 風 ☆☆ 戦士 ドーシュ 合 OB00-110 風 ☆☆☆ 戦士 弩使いドーシュ ア OB00-111 土 ☆☆☆☆ アンデッド 死神王モート ア OB00-112 火 ☆☆☆☆ ドラゴン ラヴァ・レッドドラゴン 合 OB00-113 風 ☆☆☆☆ 魔法使い 参謀エンリル B OB00-114 風 ☆☆☆☆ 戦士 覇将ネルガル ア/合+ア 「破」以降で出現 OB00-115 土 ☆☆ 機械 ロボ弐式-ジャンク C+ア OB00-116 土 ☆☆ 悪魔 パズ 対 OB00-117 土 ☆☆☆ 悪魔 悪魔剣士パズズ ア OB00-118 火 ☆☆ 戦士 黒炎の戦士バーン ア OB00-119 火 ☆☆☆ 戦士 獄炎の騎士バーン C OB00-120 土 ☆☆☆☆ ドラゴン ゴールドドラゴン ア OB00-121 風 ☆☆☆☆ 天使 ダムキナ B OB00-122 風 ☆☆☆☆ 戦士 老将エンキ 合 「急」以降で出現 OB00-123 火 ☆☆ 召喚士 炎の召喚士ヒート 対 OB00-124 火 ☆☆☆ 召喚士 火炎召喚士ヒート ア OB00-125 水 ☆☆ 戦士 はぐれ勇者クルド 対 OB00-126 水 ☆☆☆ 戦士 勇者クルド ア OB00-127 火 ☆☆☆☆ 戦士 黄金の騎士アーサー ア OB00-128 水 ☆☆☆☆ 獣 赤のエンプレス ア OB00-129 風 ☆☆☆☆ 幻獣 テアマト ア OB00-130 風 ☆☆☆☆ 悪魔 狂王マルドク B
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謁見の間に駆けつけたミカエルとハリードは、扉の中から放たれた赤い閃光に思わず目を覆った。視界が機能しない中で彼らが最初に聞いたのは、グシャッ、という鈍い音だった。謁見の間の中央に響いたそれは、飛び散った肉片が地面に落ちた、異様に耳に残る不快な音だ。 そして覆っていた視界を開放すると、彼らの目に見えたのは部屋の中央に立つカタリナと、彼女がもつ美しく、そして目にも鮮やかな赤い刀身の大剣。そして、その後ろで肩から腰にかけて真っ二つにされて事切れている醜悪な悪鬼の姿だった。 「な・・・何が起こったっていうんだ・・・?」 ミカエルの隣りで自らの得物である曲刀を手にしたハリードは、何がなんだか分からないという風に謁見の間の風景を見てつぶやいた。 それに気がついたのか、佇んでいたカタリナが入り口にいる二人のほうに振り返る。 「・・・!ミカエル様っ!ご無事で何よりです・・・」 大剣を自分の背中に隠しながら礼儀正しくお辞儀をする。それを見て、ミカエルはカタリナに歩み寄った。 「カタリナこそ、無事で何よりだ。それに・・・ご苦労だった。私の仕事を肩代わりさせてしまったようだ」 ミカエルの労いの言葉を受け、カタリナはゆっくりと顔を上げた。 「もったいないお言葉です。私如きがミカエル様のお役に立てたのならば、幸いです」 「大体の事情はこの状況で把握させてもらった。どうやらゲートの影響は思った以上に、強く世界に干渉し始めているようだな」 自らの背後に横たわる悪鬼の死骸を見ながらミカエルがつぶやく。それと同時に、悪鬼の死骸は塵となって消えていった。 「・・・そのようですね。まさか宮廷内にまで事が及ぼうとは・・・」 カタリナはそういいながら、自らの持つ大剣を一撫でする。すると、真紅の大剣は光り輝き、瞬時に元の小剣へとその姿をかえた。 「・・・で、ミカエルさんよ。俺の活躍の場ってのは、どうなっちまったんだ?」 ミカエルとカタリナが思案しているところに、一人置いてけぼりを食らった形のハリードが歩み寄ってきた。既に曲刀もしまっており、苦笑交じりに近づいてくる。 「・・・ミカエル様、こちらの方は・・・?」 見たことのない男がやけに気安くミカエルに話しかけるのをみて眉をひそめたカタリナが、ミカエルのほうを向いて問いただしてみた。 褐色の肌、彫りの深い顔立ち、砂漠の民を思わせる服装。そして腰にはこの男の得物らしいこれまた砂漠の民特有の武具、曲刀。どう見てもロアーヌ所縁のものには見えない。 「あぁ、紹介が遅れたな。この男は、あの有名なトルネードだ。今回の戦で縁があってな。ここまで同行して貰ったのだ」 事も無げにミカエルがそういうと、トルネードと紹介されたことに苦笑しながらハリードがカタリナに向き直った。 「俺をそう呼ぶやつもいるが、一応名前はあるんだよ。ハリードっていうんだ。よろしくな」 「そうでしたか・・・これは申し送れました。私、ロアーヌ侯ミカエル様の妹君であらせられるモニカ様の侍女を勤めさせていただいております、カタリナ=ラウランと申します。以後お見知りおきを・・・」 丁寧に頭を下げると、ハリードは驚いたように声を上げた。 「あの姫様の侍女だって!?・・・おいおいミカエルさんよ、人選は考えたほうがいいんじゃないか?」 突然この男は、何て失礼なことを言い出すのか。カタリナは憤慨の表情で顔を上げたが、ハリードはそんなカタリナの表情には気がつかず、ミカエルに向き直ってさらに続けた。 「デーモン種族を単騎で打ち倒すほどの逸材だぞ?今回の俺と同じく、師団補助・・・いや、正規の師団長でも問題なくいけるだろうに」 「・・・は?」 なにやら話が思わぬ方向に進んでいるようだ。どうやらカタリナの実力を高く評価してもらっているようだが、しかしそんなことをなにもミカエルに向かって言わなくともいいだろうに、とカタリナが表情で訴えかける。万が一にも今のポジションを変えられてしまうことを、カタリナは非常に恐れていた。 そんなカタリナの思いを知ってか知らずか、ミカエルは平然とハリードに答えた。 「いや、この現状を見て判るとおり、いまやこのロアーヌ宮廷内といえども、過度の安心は出来ない状況にあるようだ。そんな状況の中で我が妹モニカの護衛を任せられるのは、このカタリナしかおらんのだ」 「む・・・そういうものか・・・?しかし、惜しいなぁ・・・」 ミカエルの言葉に一応の納得をしたのか、ハリードはブツブツといいながらも引き下がった。 「あ、そういえばミカエル様・・・。モニカ様は・・・」 ミカエルたちの登場に若干気が動転していたカタリナだが、ここに至ってようやくモニカのことを思い出した。さすがに付き従っているはずは無いと思ったが、本陣にでもいるのだろうか。 「モニカならば、北のポドールイに向かわせた。今はレオニード伯の下で庇護してもらっている」 「え!?・・・レオニード伯の元に、ですか・・・」 流石に予想していなかった答えが返ってきたので、動揺を隠せぬままにミカエルの言葉に答える。 「ゴドウィンが反乱を企てているのは、父の生前より勘付いていたことだ。それゆえ、あやつがこのタイミングで必ず反乱を起こすよう、必要最低限の兵のみを以て出陣した。故に、手元にはモニカの護衛に割けるだけの残存兵力がなかったのだ。なので陣営にはおかず、今回はレオニード伯を頼らせてもらった」 「そうだったのですか・・・」 流石はミカエル、と思わざるを得なかった。何も知らない状況で日々を過ごしていた自分が今度こそ恥ずかしく思えてうつむいたカタリナだったが、それを見て取ったのか、ミカエルは再び口を開いた。 「そう気を落とすな。信頼に足るお前に打ち明けるのは簡単だったが、どうしてもゴドウィン如きが単独で謀反を起こすということに対して最終的に合点がいかなかったゆえ、黙っていただけの話だ。絵空事ならば杞憂になってしまうからな」 「毎度、ミカエル様の思慮深さには恐れ入ります。・・・して、モニカ様はそれでは、お一人でポドールイへ・・・?」 ミカエルが精一杯の労いをしてくれているのだと感じたカタリナは自然と顔が笑顔になりそうになるのを抑えながら、話の続きを促した。 「いや、現地で護衛を雇ったのだ。モニカが私の元に来るまでにはその者たちと、そしてこのトルネードが付き従っていてくれた。モニカも信頼に足ると言ったゆえ、その者たちにそのまま護衛を任せたのだ。到着の報も既にレオニード伯から受けたから、しっかり役目を果たしてくれたようだ。帰ってきたらその者達も労ってやらねばな」 かすかに微笑むミカエルに、合わせて相槌を打ったカタリナも微笑んだ。 「わざわざここまで来たってのに暴れまわることが出来なかった俺は、なんだか一番損な役回りを買って出ちまった気がするぜ・・・」 微笑む二人の隣でハリードは一人、ぼやきながら肩をすくめるのだった。 結局、今回の事変はミカエルの有能さを他国に知らしめただけなんだろうな、とカタリナは事務業務をしながら考えていた。 あまりにも鮮やかなあぶり出し、そして殲滅。 弛まぬ執政を行いながらそのようなことまでしてのけた若きロアーヌ侯に、ここ数日は各国から賛辞の報がひっきりなしに届いていた。 「これは何処にまわせばいいの?」 地方からの申請書を区分けして順番にファイリングしたカタリナは、近くで作業する事務官の女に伺った。 「あ、えっと、そちらはすぐ後ろにある棚の・・・申請書の区分け欄と照合しながら入れていただければ・・・」 おずおずと事務官が答える。その明らかに緊張を隠しきれていない声は気にせずに、カタリナは言われたとおりに棚のなかにファイルを分けてしまっていった。 (まぁ、宮廷貴族がこんなところにいきなり来てお手伝い・・・じゃあ確かに緊張するものかもしれないわね・・・) そんなことを考えながら、苦笑混じりにカタリナは作業を続けた。 今回の事変は確かに国の基盤を揺るがすようなものには発展しなかったが、しかし国の基盤がまだ固まりきっていないことを露呈した事件でもあった。 反乱の首謀者とされるゴドウィン男爵の消息は結局つかめず、そのまま侯家縁の貴族が一つ没落。そしてその反乱に直接加担した大臣以下数人の官僚は極刑に処され、その下にいて反乱に加担させられた形の下士官たちも、ほとぼりが冷めるまで周辺地域に左遷という処分が取られた。つまり、諸々の始末書やその他通常業務をする役人が不足しているという状況なのである。 故にこうして、カタリナもお手伝いに馳せ参じたというわけなのだ。 「カタリナ、いますか?」 そうして作業をこなしていると、不意に入り口で名前を呼ばれた。 作業を中断して其方に目を向けると、正装をしたモニカが部屋の中を覗き込んでいた。 謁見の間での戦いから一週間後、つい昨日になってようやくモニカはポドールイから帰還した。 ロアーヌ東方の開拓地シノンからポドールイまでの護衛を勤めたという現地民も共におり、今日は謁見の間にハリード他その現地民らを招き、ミカエルが労いの言葉をかけるとのことだった。 モニカの姿を確認したとたん、ざわざわと騒がしくなる事務室。宮廷貴族に加え、さらには侯族まで顔を出しにきたとあっては、それこそある種の一大イベントだろう。 「はい、ここに」 立ち上がりながらカタリナが返事をすると、モニカは手を振りながらこちらに歩み寄ってきた。 「そろそろ謁見の間に行きましょう。ユリアン様達が城門に到着したらしいわ」 どこか浮かれたように、楽しそうにしながらしゃべるモニカ。ユリアンというのは、護衛を勤めた現地民の中の一人のことらしい。どうやら男の名のようだが、よもやモニカに対して不穏な態度を示しているわけではなかろうかと若干の危惧を感じつつも、カタリナはその言葉に呼応して目の前のデスクを片し始めた。 「はい、ではここを片付けてからすぐ参ります。モニカ様はお先に向かっていらしてください」 素直に返事をして部屋を去るモニカを横目に、先ほどの事務官に作業の引継ぎをしてカタリナもすぐに事務室を後にした。 カタリナが事務室を去った後も、その場は騒然としたままであった。 「さて、今回の難局を乗り切ることが出来たのも、多くの者の助力あってこそのことだ」 玉座に構えたミカエルが、そう切り出した。すぐ傍に控えるモニカとカタリナ。 そして玉座に向かい合って立っているのは、ハリード他五人の人物だった。 「特にここに居るハリード、トーマス、ユリアン、エレン、サラは、このロアーヌ宮廷に直接仕えていないにも関わらず、よく働いてくれた」 名前を呼ばれ、呼応するように順に頭を下げる五人の男女。一見するとハリード以外は明らかに地方の民と見て取れる粗野な格好だ。やはりハリード以外は皆、ロアーヌ東方のシノンの開拓民らしい。しかしその者たちにはみな共通して、若く、そして鋭い眼光が宿っているようにカタリナには感じられた。 「よくぞ、我が妹モニカを無事にレオニード伯のところまで護衛してくれた。私の至らなさ故にお主達にまで迷惑をかけてしまったことは、申し訳なく思っている」 そういうと、ミカエルは軽く頭を下げた。 すかさず口笛ではやし立てるハリード。カタリナは、あとでハリードを背中から蹴り倒してやろうと心に誓った。 「ハリードには我が軍に従軍してもらい、多大な功績を出してもらった。このような機会にお主にめぐり合えたこと、感謝しよう」 ハリードの口笛もなんのその、ミカエルはハリードに目を向けるとそう口にした。そして若干気まずそうに頭をかくハリード。ざまあ見ろ、とでもいうようににやりと笑うカタリナ。 と、そこでモニカが前に歩み出た。そしてそのまま上段からくだり、ハリードの前まで歩み寄ると、ぺこりと頭を下げた。 「ハリード様、ありがとう御座いました」 「・・・金のためだ。別に感謝してもらう必要はないぜ」 素直なのかわざとなのか分からないが、どこか皮肉めいた笑みを浮かべながらハリードが返す。 続いてすぐ隣の眼鏡をかけた若者の前に立つと、同じようにモニカは頭を下げた。 「トーマス様、ありがとう御座いました」 「勿体無いお言葉です」 そういって礼をするトーマス。瞳に宿った光は、ハリードを除けば彼のものが一番鋭い。服装こそ開拓民のそれだが、どこか垢抜けた空気と知性を持っている。 「ユリアン様、ありがとう御座いました」 「・・・自分が正しいと思うことをやれって親父がいつも・・・別に、そんな・・・」 ユリアンと呼ばれた緑髪の青年は、若干緊張気味にそういって頭を下げた。その眼光は確かに可能性に満ち溢れているようにも見えるが、一見しただけでは何処にでもいそうな開拓民の青年だ。しかし油断をしてはいけない。この青年は要チェックだ。 「エレン様、ありがとう御座いました」 「モニカ様と旅をしたの、結構楽しかったよ」 次にモニカが礼を述べたのは、髪を後ろでまとめた女性だった。格好は他と同じく開拓民のそれであるが、その服装すらもトレンドに見えるほどにこのエレンという女性は容姿が洗練されていて、美しかった。化粧を施した貴族的な美しさではなく、自然が育んだ天性の美しさを持っている。そしてそれを気にもしていないような素振りと、勝気な瞳。一見してもわかるほどに才気にあふれた、将来有望そうな女性だ。 「サラ様、ありがとう御座いました」 「・・・いえ・・・」 最後にモニカが礼を述べたのは、若干エレンの後ろに隠れるようにして立っていた少女だ。エレン以上に長い髪を後ろに流した、気の弱そうな少女。エレンの妹であると事前にモニカから聞いていたが、どうやら姉に守られて過ごしてきた箱入り娘、といったところだろうか。 そしてモニカは五人に礼を述べた後、こちらに歩み寄ってきた。 「カタリナ、ありがとう」 「・・・モニカ様の勇気が、ゴドウィンの野望を打ち砕いたのですよ」 カタリナに向かって頭を下げたモニカに、彼女の目の高さまで姿勢を下げてカタリナはそう答えた。 「ここにいる皆にはそれぞれ、十分な恩賞を与えよう」 「まぁ、当然だな」 ミカエルの言葉にまたしても軽口を放つハリード。頬が引きつるカタリナ。 「まぁ、ハリード様ったら!」 しかしそういって笑うモニカの笑顔はここ最近にはなかなか見られなかった素直な明るさが出ていたので、カタリナはこの軽口に関しては目を瞑ることにしてあげた。 前へ 序章・目次
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かわいいゆっくりゲットだぜ!!永序章 俺設定満載です 病気に苦しむゆっくりがいます それでよければ読んでください では本文開始 ここはゆっくりがたくさん住む場所、人間の里にはゆっくり牧場と呼ばれる場所の物語 そこにすむのは、一人の人間の男性とたくさんのゆっくりと1匹の犬が住む場所の物語 そこでは誰もが知っている『かごめかごめ』という遊びが行われていた 人間の青年を囲みながらグルグルとゆっくりたちが周りを回っている。 「かごめ、かごめ、かごの中の鳥はいーついーつであーる。後ろの正面。誰?」 「わかるよー…こ」 円の中心で鬼役の青年が後ろのゆっくりの言葉を聞いてにやりと笑っていた 私は後ろから小さく聞こえた声から相手を予想していた。 少し低かった気がしたが『わかるよー』という口癖からちぇんではないだろうかと声をかけた。 「私に後ろにいるのはちぇんだな」 「はずれだてんこ…後ろにいたのはらんだてんこ」 私が目を開けて後ろを振り向くと金髪にふさふさの9本の尻尾を生やした胴体付きのゆっくりが立っていた ゆっくらんしゃまとよばれることもある…ゆっくりらんの策にはまってしまったようだ。 どうやら彼女はてんこという口癖を隠してわかるよーとつぶやいたようだ 「そうか仕方ないな鬼は私のままだ続きをやるか」 私は苦笑しながら遊びを再開した。 一週間前までそういいながら遊んでいたはずなのにこの状況はどういうことなのだろうか? 私は疲れた体を休めながら自分とゆっくり達の食事を作り始めることにした。 ゆっくり達の体調のことを考えてそれぞれの食べやすい好物を用意することにした。 まず最初に家の中にすむらん一家にきつねうどんを運んでいった。 「らん、体の調子はどうだい?昨日よりかは楽になったかい?」 「てんこ…体がだるくて気持ち悪いてんこ」 「わからないよー! 気持ち悪くてご飯が食べたくないんだよー!」 「「…」」 付き合いの短いゆかりんと胴無しらんは布団や毛布をかぶってうなっている。 彼女たちは口をあけるのもつらいのかもしれないと声をかけるのをやめることにした。 早くよくなるといいねと声をかけて私は彼らのご飯を置いて部屋をあとにした。 ここまで重いということは何かの疫病かもしれないと考えた私は彼女の部屋に誰も近づかないように指示を出した だが、それが遅かったと気付くことになるのにそれほどの時間がかからなかった… 部屋に戻るとるーみあとめーりん達がつらそうにしていた 「きもちわるいのだー! おにいさんたすけてほしいのだー!」 「「「じゃお…じゃおーーん」」」 私はつらそうにしている彼女たちの頭にぬれたタオルをかけた 次に私は、ゆっくりさくや達にも同じ事を調子の悪いゆっくりにするように指示した それとともにゆっくり研究所内に住んでいなゆっくり達に病気のことを伝えるように伝言をした。 だがそれが逆に状況を悪化させることになるとかんがえが足りていなかったことに後悔することになる。 次の日、ゆっくりゆゆこと赤い目のみょんがすむ『はくぎょくろう』にて 「どうしたんだいゆゆこ…5人分しか食べていないじゃないか?」 「…こぼね。おにいさん。なんだか食欲がわかない」 「…みょん。なんだか疲れたみょん。体が重いんだみょん」 「元気を出していかないか…せっかくいつもより多くの食べ物があるんだから」 そういう人間に対してつらそうに返事を返せない2人がいた。 人間は心の中でいったいこの牧場で何が起きているのだろうかと悩んでいた ゆっくりりか、るなさ、めるらんがすむ虹川亭(ゆっくりの住む場所とライブ会場)にて 「こんにちわ、3人とも調子はどうだい」 「私達…体調が悪いのよライブできないわ」 「ξ・∀・)めるぽ ガッ! 調子悪い!!」 「気圧が…下降しまくり」 そういってだるそうにしている3人の頭を撫でながら私はあせっていた。 彼女たちにはゆっくりフードをわけていれながらこれからどうすればいいのかわからなかったからだ。 そして私はゆっくりのそれぞれの好物を分配しながら病気の様子を観察していた 「れみぃ…調子はまだ悪いのかい?」 「ぱちゅりーまんまぁ…こぁまんまぁ…」 「さくや…しゃきゅやー…」 「「「「うーうー…」」」」 うめき声を上げているれみぃやれみりゃとふらん達を見てそれ以上は声をかけることができなかった 彼女達もどうやら病気にかかってしまったようだ。他のれみりゃとふらんも似たような症状を出している。 ゆっくりさくやも同じ部屋で寝起きをしているのが原因なのだろうか謎の病気にかかってしまい戦力にならない。 昨日の伝言によって彼女達が病気の媒介をしてしまったようだ ゆっくりぱちゅりーの一家はどうにかぱちゅりーだけが喘息の馴れで動けるようだった だがこぁ種3人は、病気のために体を動かせずに苦しんでいた。 気づいた時、元気なゆっくりは外れの洞窟にすんでいるゆっくりだいちゃんとちるのとれてぃの3人だけだ。 他のゆっくり達は人間で言う風邪の症状…高熱による吐き気とダルさや咳に苦しんでいる 「なあ、ちるのどうしてお前たちだけは症状が出ないんだ?」 「あたいはさいきょーよ!! 病気になんてならないわ!!」 「私にも理由がわからないんです。すみません」 「くろまくー!!私たちは寒さに強いくろまく。それに冬眠はあまり必要ないくろまく」 「どういうことなんだい…れてぃ?」 「みんな暖かいところにいたから冬眠しなかったくろまく」 彼女の言うとおりこのゆっくり牧場はゆっくりは家を持っており暖かくて冬眠をしたゆっくりはいなかった もしくは冬眠中に早く目覚めた時にゲットしたゆっくりが多いことをいっているのだろう 「だから普通の冬眠ならかからない病気にかかったかもしれないくろまく」 「冬眠しなかったり。早く冬眠を起きたことが今回の原因だと?」 彼女の話は要約するとこういうことだろうか 普通のゆっくりは冬眠するがゆっくり牧場のゆっくりは冬眠しなかったり早く起きてしまった 結果として冬眠中にはかからない病期(冬の間に発生する)にかかってしまった。 それが一匹だったのか集団感染だったのかはわからないが牧場内のゆっくり達に拡大していった 結果、寒さに耐性があるもしくは接触しなかったこの3人以外は病気を発症してしまったと… 「れてぃはこの病気について何か知っているかい?」 「くろまく…しらないくろまく。でも、ぱちゅりーならわかるかもしれないくろまく」 「彼女たちも調子が悪いんだ。無理をさせるわけには行かないよ」 そういって私はれてぃの前を離れるとゆっくりたちの看病を開始した。 昼食は彼女達がそれぞれ食べたいというものを用意して配ったが体が受けつかないらしい みんな無理をして食べてくれているのがわかってしまい辛さがましただけだった。 そのあとは、ぬれたタオルを用意してゆっくり達の頭においていった。 だが、焼け石に水といった感じであまり効いていないようだった。 このままではまずい。どうにか病気の正体を探らなければいけないと悩んでいた。 だがゆっくりの看病だけで一日が終わりそうになってしまっている現状に私はあせっていた そして、夕方…気付いたときには手遅れの寸前まで悪化していた。 目の前には高熱を出してうなっているゆっくりたちがいた。 私はどうすればいいかわからずに悩んでいる…そのときにぱちぇが1冊の本を持ってきた 「むきゅ、お兄さんこのごほんをよんでほしいのよ」 「ゆっくりエンザか…人間で言うところのインフルエンザみたいなものか」 風邪とは異なり、比較的急速に出現する悪寒、発熱、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛を特徴とし、 咽頭痛、鼻汁、鼻閉、咳、痰などの気道炎症状を伴う。 感染経路は咳・くしゃみなどによる飛沫感染が主であり、経口・経鼻で呼吸器系に感染する。 飛沫核感染(空気感染)や接触感染など違った形式によるものもある。 そこまで読んだ私は本を閉じて夜の闇の中ある場所に行く決意をした。 そして、私は現在ゆっくりの病気の治療を依頼するために旅支度を開始している 相棒はどういうわけかついていくことを希望しているゆっくりちるのだ。 れてぃとだいちゃんには残ってゆっくりの看病を依頼した。 向かう場所は迷いの竹林…蓬莱の診療所の別名を持つ『永遠亭』 彼にとっては永遠のように長く思える夜は始まったばかりだった… 続く 【あとがき】 作者名無しです。 何も思いつかないのに文章書いた結果がこれだよ。という感じです 書いている途中にリアルでインフルエンザが流行してしまい少し驚きました。 こちらも読んでいて驚きました…… 一気にまた緊迫してきましたが、前回の予告からりぐるが持ち込んだとかじゃなく、良かったですW 続きが楽しみです。 -- 名無しさん (2009-05-02 09 59 49) 次回がすごく気になります。 続きが早く見たいです。 だけど作者さんもインフルエンザに気をつけて下さい。 -- 名無しさん (2009-05-02 14 17 41) チルノだけ病気にかかってない理由はまさか(略)という理由じゃないでしょうね?w -- 名無しさん (2009-05-02 16 39 00) 作者さんの話はすごく好きなので早く続きが見たいです。 -- 一日でかわいいゆっくりゲットだぜ!!を読破した人 (2009-05-20 10 56 28) 名前 コメント
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部品構造 大部品 ベテラン保育教諭 RD 27 評価値 8部品 倫理 部品 保育教諭とは 部品 法令の遵守 部品 保育原理、教育原理 部品 保育教諭になるには 大部品 養護的知識 RD 5 評価値 3部品 養護とは 部品 発達心理学 部品 保健的内容 部品 子どもの食と栄養 部品 アレルギーについての知識 大部品 教育的知識 RD 7 評価値 4部品 幼児教育における見方、考え方 大部品 資質・能力の3つの柱 RD 3 評価値 2部品 知識及び技能の基礎 部品 思考力、判断力、表現力等の基礎 部品 遊びに向かう力、人間性等 部品 幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿 部品 主体的・相対的で深い学び 部品 カリキュラム・マネージメントの確立 大部品 技能 RD 8 評価値 5部品 聞き上手 部品 裁縫技術 部品 工作技術 部品 遊びの力 部品 面白がる力 部品 楽器演奏や歌 部品 共感力と言語化 部品 生活の力 部品 子育て支援 部品 個人情報の保護 部品定義 部品 倫理 保育教諭は子どもの最善の利益を一番に考え、行動規範におく。健やかなそれぞれの育ちを支えるために研鑽する。 部品 保育教諭とは 養護と教育の観点から生活のなかで子どもを育てる保育士。そして幼児教育の専門家である幼稚園教諭。この二つの性質を併せ持つ職業である。暁の円卓では学校要塞が乳幼児の教育と保育を同時に行うこと。また教諭と保育士が同じ職場にいて高めあったため、このような職業が生まれたのである。 部品 法令の遵守 世の中には様々なきまりがある。それを守ってこそ安全で適切な保育や教育が行えるのである。そしてそれは社会人としての基本でもある。 部品 保育原理、教育原理 保育とは何か。教育とは何かについて学ぶ。内容は、制度であったり、法令であったり、過去の教育についてであったり、それからの課題についてである。 部品 保育教諭になるには 5年以上教育や児童福祉施設に努めたものは試験ののちに資格が与えられる。また、短大や大学で児童教育に必要な単位を修得した後、実習を経て資格をとることもできる。 部品 養護とは 保育における養護の働きとは生命の保持と情緒の安定ということを指している。生命の保持とは健康安全に子どもが生活できるようにすること。情緒の安定とは子どもが落ち着いて過ごせるようにし、さらに自己肯定感を抱けるようにすることである。そのため、保育教諭は施設の安全に配慮するとともに、子どもがゆったりと過ごせるようにする。 部品 発達心理学 「人間は一生を通じて発達していく」というのが発達心理学の基本となる考え方である。発達心理学全般を学び、その中でも乳幼児期の心理学を深く学ぶことで適切な働きかけができる。 部品 保健的内容 子どもの健康を守るために必要な知識を学ぶ。発育・発達、感染症、小児期特有の疾患、心の健康、現場の安全管理、母子保健などである。 部品 子どもの食と栄養 乳幼児期における食事についてや、子どもの食生活の現状と課題、栄養について、配慮事項、などについて学ぶ。 部品 アレルギーについての知識 アレルギーとは本来身体を守る抗体がエラーをおこして身体に不調をおこすことをいう。ときに命に関わる。食べ物、自然物、人工物問わずアレルギーはでる。主治医の診断に基づき、除去したり、アレルゲンとなる物質をさける。またアレルギーの症状が出たら、流水であらうなど適切な処置をし、必要に応じて受診させる。 部品 幼児教育における見方、考え方 様々な発達の子どもたちが、主体的に周りの環境(人、物)と関わりながら、心動かされる体験、遊びをする。そういった子どもたちのありかたを大切にしていくのが、幼児教育の本質である。 部品 知識及び技能の基礎 何かに気づいたり、分かったりできるようになるか、という部分に焦点をあてている。おもに環境を通じて行う教育で、基本的な生活習慣や生活に必要な技能の獲得、身体能力の育成、規則性・法則性・関連性等の発見、様々な気づきや発見の喜び、などである。 部品 思考力、判断力、表現力等の基礎 どう考えたり、試したり、工夫したり、表現したりするかという内容である。試行錯誤の工夫、言葉による伝えあい、自分なりの表現などがこれにあたる。 部品 遊びに向かう力、人間性等 意欲、意思、がんばる力がこれにあたる。思いやり、安定した情緒、自信、相手の気持ちの受容、好奇心・探求心などがこれにあたる。 部品 幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿 3つの資質・能力を柱とし、さらにより具体的な目標として定めたもの。 健康な心と体。自立心。協調性。道徳的・規範意識の芽生え。社会生活との関わり。思考力の芽生え。自然との関わり。生命尊重。数量や図形、標識や文字などへの関心・感覚。言葉による伝えあい。豊かな感性と表現。 以上が10の姿である。 部品 主体的・相対的で深い学び 指導におけるポイントとして3つの点がある。 主体的な学びの視点。対話的な学びの視点。深い学びの視点の3点である。 こちらの視点を指導した結果を大きくとらえ、数か月単位で見渡し、育っている力を評価する。 その際は、ひとりひとりの発達にあわせ、その方向に育っていると認められることが大切である。 部品 カリキュラム・マネージメントの確立 これまで述べてきた 資質・能力の3つの柱 幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿 主体的・対話的で深い学び を実際に実現するためにカリキュラム・マネージメントを確立させることが求められる。 子どもの姿や園の環境から教育課程を編成し、職員全体でカリキュラムを改善、預かり保育も含め、生活全体の計画を作成する。 部品 聞き上手 保育教諭は子どもや保護者からの声を受け取るのが仕事である。そのために話の聞き方を学び、相手が話しやすいように意識している 部品 裁縫技術 裁縫を行い手作りのおもちゃを作るため裁縫が上達した。おんぶひもやままごと用エプロン、衣類など幅広く作成する。 部品 工作技術 紙、はさみ、のりなどを用い、手作りおもちゃを作ったり、教室の壁面かざりを制作するためこの技術が向上した。 部品 遊びの力 保育教諭は子どもにとって環境の一部である。新しい遊びを知らせたり、子どもの様子をみながら発展させたり遊びに対する技術を持っている。 部品 面白がる力 遊びや生活、教育の場を通して、自然のあらゆるものや、またその事象に対して子どもと同じ目線に立って、面白がる力をもつ。 部品 楽器演奏や歌 鍵盤楽器や弦楽器、打楽器などの演奏を得意とする。また、季節の歌や踊りなどをしたり創作したりするのも得意である。 部品 共感力と言語化 子どもや保護者の思いに共感する力、それを言葉で表現する力である。共感され、思いを丁寧に言語化されることで、考えが整理されたり自分の内にある感情について知ることができるのである。 部品 生活の力 保育教諭は生活を通して子どもたちを導く。そのため、料理技能や洗濯技能、金銭管理、掃除技能など、家事に関する技能が高いのである。 部品 子育て支援 保育教諭の専門知識は、乳幼児だけでなく、保護者や地域に向けても開かれている。子育て相談やあそぼう会などの開催、家庭への訪問など幅広く行われている。 部品 個人情報の保護 保育教諭はその性質上、家庭や個人のプライバシーを知ることになる。それを外部に漏らさないことが義務づけられている。 提出書式 大部品 ベテラン保育教諭 RD 27 評価値 8 -部品 倫理 -部品 保育教諭とは -部品 法令の遵守 -部品 保育原理、教育原理 -部品 保育教諭になるには -大部品 養護的知識 RD 5 評価値 3 --部品 養護とは --部品 発達心理学 --部品 保健的内容 --部品 子どもの食と栄養 --部品 アレルギーについての知識 -大部品 教育的知識 RD 7 評価値 4 --部品 幼児教育における見方、考え方 --大部品 資質・能力の3つの柱 RD 3 評価値 2 ---部品 知識及び技能の基礎 ---部品 思考力、判断力、表現力等の基礎 ---部品 遊びに向かう力、人間性等 --部品 幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿 --部品 主体的・相対的で深い学び --部品 カリキュラム・マネージメントの確立 -大部品 技能 RD 8 評価値 5 --部品 聞き上手 --部品 裁縫技術 --部品 工作技術 --部品 遊びの力 --部品 面白がる力 --部品 楽器演奏や歌 --部品 共感力と言語化 --部品 生活の力 -部品 子育て支援 -部品 個人情報の保護 部品 倫理 保育教諭は子どもの最善の利益を一番に考え、行動規範におく。健やかなそれぞれの育ちを支えるために研鑽する。 部品 保育教諭とは 養護と教育の観点から生活のなかで子どもを育てる保育士。そして幼児教育の専門家である幼稚園教諭。この二つの性質を併せ持つ職業である。暁の円卓では学校要塞が乳幼児の教育と保育を同時に行うこと。また教諭と保育士が同じ職場にいて高めあったため、このような職業が生まれたのである。 部品 法令の遵守 世の中には様々なきまりがある。それを守ってこそ安全で適切な保育や教育が行えるのである。そしてそれは社会人としての基本でもある。 部品 保育原理、教育原理 保育とは何か。教育とは何かについて学ぶ。内容は、制度であったり、法令であったり、過去の教育についてであったり、それからの課題についてである。 部品 保育教諭になるには 5年以上教育や児童福祉施設に努めたものは試験ののちに資格が与えられる。また、短大や大学で児童教育に必要な単位を修得した後、実習を経て資格をとることもできる。 部品 養護とは 保育における養護の働きとは生命の保持と情緒の安定ということを指している。生命の保持とは健康安全に子どもが生活できるようにすること。情緒の安定とは子どもが落ち着いて過ごせるようにし、さらに自己肯定感を抱けるようにすることである。そのため、保育教諭は施設の安全に配慮するとともに、子どもがゆったりと過ごせるようにする。 部品 発達心理学 「人間は一生を通じて発達していく」というのが発達心理学の基本となる考え方である。発達心理学全般を学び、その中でも乳幼児期の心理学を深く学ぶことで適切な働きかけができる。 部品 保健的内容 子どもの健康を守るために必要な知識を学ぶ。発育・発達、感染症、小児期特有の疾患、心の健康、現場の安全管理、母子保健などである。 部品 子どもの食と栄養 乳幼児期における食事についてや、子どもの食生活の現状と課題、栄養について、配慮事項、などについて学ぶ。 部品 アレルギーについての知識 アレルギーとは本来身体を守る抗体がエラーをおこして身体に不調をおこすことをいう。ときに命に関わる。食べ物、自然物、人工物問わずアレルギーはでる。主治医の診断に基づき、除去したり、アレルゲンとなる物質をさける。またアレルギーの症状が出たら、流水であらうなど適切な処置をし、必要に応じて受診させる。 部品 幼児教育における見方、考え方 様々な発達の子どもたちが、主体的に周りの環境(人、物)と関わりながら、心動かされる体験、遊びをする。そういった子どもたちのありかたを大切にしていくのが、幼児教育の本質である。 部品 知識及び技能の基礎 何かに気づいたり、分かったりできるようになるか、という部分に焦点をあてている。おもに環境を通じて行う教育で、基本的な生活習慣や生活に必要な技能の獲得、身体能力の育成、規則性・法則性・関連性等の発見、様々な気づきや発見の喜び、などである。 部品 思考力、判断力、表現力等の基礎 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https://w.atwiki.jp/kameyama2011/pages/277.html
日本人の自然観とはどのようなものか。かつてから、日本的なるものの究明は、西洋と日本との比較により試みられてきたが、自然観もその例外ではなかった。しかし、「どのようなものか」では無数の断片的な情報を寄せ集めることしかできない。渡辺正雄 は「日本にはもともと西洋のNatureに相当する言葉がなく、従って『自然』といえるようなものも、また『自然観』という概念すらも、明確なものとしては存在してこなかった」とした上で、「昔からNatureの概念も、『自然観』と言えるものもはっきり存在してきた」西洋と比較することで「『日本人の自然観』を捉える、という方法を取るよりほかない」と述べている。 しかし、「西洋」と「日本」という切り取り方は今まで長く試みられてきたが故に限界もあると考える。限界というのは、歴史の違いをある程度粗雑に扱わなければ結論が出ないということである。歴史を粗雑に扱うとは、西洋と日本の出来事同士を、その歴史的な流れを方法的な必要から無視した上で、対置したり、比較したりすることを指す。 よってまず、一般的に言われている日本人の自然観の妥当性を再考察することとする。日本人の自然観に対する一般的な理解について考える上で、参照しておきたいのが梅原 の主張による影響である。 梅原は、仏教的自然観こそが日本人の伝統的な自然観であると考え、環境問題を解決する思想であるとしてこれを賛美する。このような考え方は今日、仏教的自然観に対する評価として一般的になっている。このような現状は以下の二点の疑問を生じさせる。一点目は、仏教は日本人の伝統的な自然観の構成要素の一つでしかないのではないかということである。では、他に日本人の伝統的自然観を構成するものは何か。もちろんそれが仏教的な要素と矛盾する可能性もある。この点についても考えなくてはならないが、本論文は仏教的自然観の評価への問い直しも一つの課題とするため、伝統的自然観の中での仏教的自然観とその周辺に焦点を絞って考えていく。二点目は、日本人の仏教的自然観があるとしても、それは梅原が言うように環境に親和的なものであるとは限らないのではないかということである。この点については、「日本の伝統的自然観がそれほど自然・生命中心主義的なのであればなぜ公害発生や乱開発(自然破壊)の過程で歯止めとならなかったのか、なぜ欧米から環境倫理学が導入されるまで環境に無関心だったのか」 という亀山の指摘がある。以上のことから、梅原のいう仏教的自然観に関して、前述の一点目からは、仏教的自然観そのものの内容を調べることが課題となり、二点目からは、梅原が環境思想として再評価する仏教的自然観の、環境思想としての妥当性を考察することが課題となる。 日本人の自然観について調べるのであるから、研究方法としてアンケート調査を選択するという方法もあったかも知れない。しかしそうすると再び歴史性や伝統性をある程度無視しなければいけない可能性が出てくるので、本論文では古典の分析から考察する。 いずれの時代まで遡り、そしていずれの古典を選択するかを考える上で、肝要なのは、日本人の自然観に影響すると考えられ、また当時の人々の自然観がある程度分析できると考えられる古典の選択である。そして梅原は特に仏教的自然観が人々の環境に対する態度に影響を与えてきたと考えているので、人々の価値観が変化していったと考えられる仏教伝来影響下の仏教説話が適切と考え、本論文では、現存する中では最古の仏教説話集である『日本霊異記』(822-824年に成立)を、まずは内容分析の資料の一つ目とする。また、資料の二つ目は、そのように民衆に浸透したものがその後どのように変遷していくのかと、そのような時代背景の中で編集された仏教説話集が再びどのように民衆を唱導教化しようとしているのかを調べるため、『今昔物語集』(1120年前後に成立)を採用する。『今昔物語集』は、「仏法部」(三宝の霊験礼賛譚、因果応報譚などからなる)だけでなく、庶民が登場・活躍する「世俗部」があることからより民衆への仏教の浸透の様子が詳しく分析できる資料ではないかと考える。加えて、鎌倉時代に成立した『沙石集』(1283年に成立)を資料の三つ目とする。その理由は、梅原が、仏教的自然観の中でも特に、天台教学を起点とする草木国土悉皆成仏の思想を、現代の環境問題の万能薬としているからである。「草木国土悉皆成仏」が、標語のように謡曲「墨染桜」等で唱えられるようになる前の、鎌倉時代までを分析範囲とする必要がある。 ところで、日本の仏教説話には中国の説話の焼き直しが多い。そこで、日本的な自然観は本当に入っているのかが問題になる。本論文では、日本の伝統的な自然観についての一般的な評価に対する反論のために、研究方法として、日本の仏教説話を採用した。歴史的に見ると、時代を遡れば中国からの影響を受けていない資料が見つかるとは考えにくい。加えて、日本の伝統的な自然観についての一般的な評価というものが、仏教の経典や教義(梅原の場合は、天台本覚思想)に基づいているため、民衆思想に着眼してはいるが飽くまでも仏教の範囲で論じなければ有効な批判にはならないであろう。よって、中国の説話の焼き直しが多いことを認めた上で、中国の説話を当時の日本語に翻訳しただけではなく焼き直したという点に重きを置き、中国の説話に対する作者の解釈と、説話集から説話集までの解釈の変化自体を日本的なものだとするよりないと思われる。 また、研究材料とするこれらの説話集が成立した時代には、「ジネン(自然)」という言葉はあるが、「シゼン(自然)」という言葉はない。「自然観」というまとめ方は可能なのかという点も問題になる。相良 による「ジネン」についての分析によれば、平安末期の辞書『名義抄』(観智院本)には「自然 ヲノヅカラ」とあり、『万葉集』でも「おのずから」と読まれていたという。山川草木の総称としての自然という言葉が定着するのは、明治中期以後のことである。「おのずから」という意味で用いられてきた自然で、山川草木を総称することは、少なくともそれを許容する思想的土壌がなければ起こりえない。 しかしながら、そもそも、本論文では、「『自然』と表記されるものは、昔はAで、現在はA’に該当する」と言うことを主眼としない。「『自然』と表記されるものの違い」は、これはこれで一つの自然観を表すものではある。まず現代において名詞的用法で「自然」と表記されるものについて、仏教説話集の中ではどのように扱われているかを調べた。その上で、民衆のまなざしに沿うためには現代において名詞的用法で「自然」と表記されるもの以外の超常現象についても自然観に含めざるを得ない。この点を考えると、自然観について総合的に論じようとしているように見えるかもしれないが、実際には採用できる研究方法の制約がある。「自然」と表記されるものの時代間の相違を明らかにすることを主眼とした研究については、他日を期したい 。
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Ⅰ.会計デバイドと「三種の神器」 Ⅱ.不正会計と会計改革 Ⅲ.会計基準のコンバージェンスの経済的影響 Ⅳ.企業業績概念の変革が企業行動に与える影響 Ⅴ.無形資産会計への挑戦 Ⅵ.会社法、内部統制改革のインパクト
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「みっくみっくにしてやんよ~♪」 どこかで聞いたことのあるような、でも一概には断言しきれなくもないような… そんなどこかで読んだラノベの文節を借りるような状況下。 パソコンの前にいる親友、いや、少し違うか…つい先日、親友から恋人へと変わった泉こなたから発せ られた歌を聞きながら、私はすぐ側にあったうちわを手にとる。 「ネギはついてないけど、出来れば欲しいなぁ~♪」 どんな歌詞なのよ。 機嫌がいいのか、マウスに乗せて指でリズムをとりながら歌うこなたを見て、ふぅと溜め息とはまた違 う吐息を漏らす。 夏休みもあと数日で終わってしまう、8月の中旬。 季節はまだ夏で、クーラーを入れてないと自然に汗が出てくるような熱気の中、私はこなたの部屋にい る。 その理由は至極簡潔、夏休みの膨大な量の宿題の片付け兼勉強会である。 まぁ一方的にこなたが私の宿題を写すだけなんだけど。 ちらっと机の上にあるアナログ式の時計を見ると、短針は3時を指していた。 私が泉家についたのが2時だったから、正味1時間しかたっていない。 少し前まで私の宿題を写していたこなただったが、日頃から文字を書くことを怠っているせいか、ノー トの半分も写し終わらないうちに「ちょっと休憩~」とパソコンへと向かってしまったのだ。 まぁ、コイツの勉強に対する集中力にしては1時間静かに勉強してただけでも一応受験生としての自覚が 出てきたのだろうか。 いや、夏休みの宿題を写す自体、集中力も受験生の自覚も皆無に近いのだけど… 「少女じゃいられない~♪」 いつの間にか意味不明な歌からふんふんと鼻歌に変わっているこなたを見てみる。 この角度からはパソコンは見れないが、鼻歌の時間的にどうやらアニメを見始めたみたいだ。 アニメ1話見るとして30分か… そんな事を無意識に考える自分に溜め息が出る。こなたと付き合ってから数ヶ月、大きな変化と言えば 私がこなたに対して甘くなった、ことだ。 というか、こなたの楽しそうにしてる顔を見るとコッチまで楽しくなってしまい、ついつい甘やかして しまう。 まぁ、時間はまだまだあるし。こなたと共有するこの空間が好きな私は、こなたが完全休憩モードに入 った姿を見て、その間の時間潰しをするために机の横にあったラノベを手にとった。 「ストロベリーパニック?」 いかにも元気と笑顔が取り柄です!みたいな高い位置で結んだポニーテールの女の子が、髪の長い落ち着 いた雰囲気を纏う綺麗な女の人に後ろから抱き締められている表紙。 どこかで聞いた事のあるような題名だけど、こなたの部屋にあるってことはアニメ化にでもなったのか しら。 まぁ、暇つぶしにはいいかもね。と挿絵しか見られていないだろう新品の香りのするページをめくった 。 「……み、…がみ………」 どこか遠く、でもどんどん近付いてくる誰かの声に私の意識は現実へと引き戻される。 「かがみっ」 「ふぇっ?!」 自分名前を呼ばれ、バッと目を開けると、友人・高良みゆきの顔が目の前にあった。 あれ、私いつの間に寝ちゃってたんだろ。 というか、みゆきいつ来たの? 全然眠っていたという認識がないまま、眩しい光に目を細めながら寝ていた上半身をあげると、ふぁと 草木の独特の匂いがした。 「ん?」 上半身をあげようとして地面についた左手に感じる違和感。 その違和感を確かめたくて、周りを見渡すとそこは一面、草と花で覆われている草原だった。 「え、あれ?」 確か私、こなたの部屋にいた…わよね? まだ夢を見ているのだろうかと頬をつねってみるけど、やっぱり痛い。 「ほら、かがみ。もうすぐ授業が始まりますよ」 そう言って身を翻して歩いていってしまうみゆきを見ると、白いワンピースに黒色の短いブレザーとい うどこかで見たことのあるような服装をしていた。 というか、かがみって… 確かみゆきって私のこと「さん」付けで読んでなかったっけ? しかもいつもの丁寧でおっとりとした雰囲気がまったく感じられないような、キリッとした物の言い方 だった気が… すたすたと歩いていくみゆきに若干の違和感を感じたけど、未だ状況を理解出来ない私は、ともかくみ ゆきに付いて行こうとみゆきの跡を追った。 「え…?」 「いや、だから、ここってどこよ」 みゆきと一緒に歩いて数分。 これが夢かドッキリであって欲しいと願いつつ、とにかく場所だけは知りたくて、みゆきに尋ねる。 「かがみ、私をからかっているんですか?」 いや、からかうもなにも… ともかくそのかがみってのはやめてくれ。なんかこそばゆい。 「じゃあエト…」 「高良様っ!」 みゆきも言葉を遮るように、聞こえた声の方を振り返るとそこには見知った女の子がこちらに向かって 走ってきた。 って、あれつかさじゃない?! 「つかさっ?!!」 みゆきと同じどこかのお嬢様学校のような制服を着ている双子の片割れは、私の言葉に驚いたのか少し 目を見開いて、ぺこっと頭を下げた。 「失礼しました。なにぶん急いでいたもので…高良様。エトワール様。」 エ、トワール? どっかで聞いたことがあるような…… あぁ、そうだ。さっきまでこなたの部屋で読んでいたラノベに出てきた言葉だ。 確か主人公が通うアストラエアにある3校の学校の中から選ばれるベストカップルみたいなもんだった はず。 でもなんでそんな言葉をつかさから出たのか。つかさに何の冗談か聞こうと口を開けた瞬間。 「どうしたの、つかさ」 隣にいるみゆきが先に言葉を発していた。 先ほど私を呼んだみたく「さん」付けじゃないみゆきを見て、また違和感を感じるけど、私もみゆきと 同じことを聞こうとしていたのでつかさの答えを待つ。 「それが、今日編入してくるはずの子がまだこのミアトルに来ていないみたいなんです」 ミアトル…ミアトルって、これもさっきのラノベに出てきた言葉だ。 アストラエアにある学校、それがミアトルだ。 その他のスピカ、ル・リムの2校より以前に建てられた由緒ある学校…でいいんだっけ。 というか、エトワールとかミアトルとかなんなのよ? みゆきもつかさも外見は私の知ってる二人なはずなのに、言動とか行動とかに違和感を感じる。 「エトワール様?」 「へ?」 不思議そうに私の顔を覗き込むつかさ。 え、エトワールって私のことなの? 「…つかさ?」 「はい?」 「私は……かがみよ」 自分でもおかしなことをいっているのは分かっているんだけど、とりあえず、何か言わないと頭が混乱 してて整理できない。 「えぇ、知ってますよ」 つかさは一瞬びっくりした顔をして、心底面白そうに口元を手で押さえながら笑った。 「柊かがみ様。私たちミアトルが誇る現エトワール様ですわ」 その後、みゆきは「私は編入生を探してくるから」とかなんとか言ってつかさと共にどこかに行ってしまった。 つかさの言葉に放心状態だった私は、特にどこに行くわけでもなく、大きな池…湖なのか?いや、そん なことはどうでもいいんだけど。 木で覆われた林の中で遠くに見えるお城みたいな建物を眺めていた。 なんで私はここにいるんだろう? ラノベ読みながら寝たからって、こんなリアルな夢見るのか。 ラノベ。確かストロベリー・パニックという題名だったっけ。 その中で出てくるミアトル生徒会長・六条深雪に酷似したみゆき。 そういえば、原作の名前も深雪だったわね。 同じく、ヒロインと同室の涼水玉青に酷似したつかさ。 そしてエトワールと言われた私。 「はぁ」 これが夢だと信じたい私は、ため息をつく。 そういえば、肝心の主人公が出てきていない。 私が花園静馬であるエトワールなら、当然ヒロインは…… 「うわぁぁぁぁぁぁぁ」 私の後ろから聞こえたのは、聞き覚えのあるような女の子の叫び声とドタドタという駆け音。 どかっ!! あ、木にぶつかった。 大丈夫?と声をかけようとその子に近づこうとして、不意に私の足が止まった。 「こなたっ!!!」 「ふぇ?!」 泉こなたがぶつかった顔をさすりながら、そこにいた。 つかさやみゆきが着ていた可愛いワンピース状の制服じゃなくて、どこにでもあるようなセーラー服。 高い位置で結ばれたポニーテル。 やはり、この物語の主人公である蒼井渚砂はコイツか… つくづく都合のいい夢ね。 「えっと……」 普段のこなたからは想像のつかないほど、もじもじとして女の子らしい姿。 やばい、超可愛い。 「私、今日からこのミアトルに編入することになった…泉こなた、です」 どうやらこのこなたも現実世界の記憶は持ち合わせてないらしい。 こなたなら、この状況を説明してくれるかもしれないと期待していた私だったけど… 目の前にいるこなたが可愛くて、思わず手を伸ばして抱きしめていた。 そういえば、夏休み中はつかさやみゆきと遊びまくっててこうやってこなたと2人きりになることは少 なかった気がする。 恋人になってからキスもしたし、エッチもしたけど… こうやって抱き合うのが一番好きだ。 「ふぇっ、あの…その…」 あっと、このこなたはこの世界のこなただったわね。 抱きしめられたことに驚いたのか、私の腕の中でうろたえているこなた。 「こなた」 「え、あ、はいっ!」 「私の名前は、柊かがみ。」 「かがみ、先輩…」 確かめるようにつぶやくこなたが可愛くて、どんどん暴走する自分が止められない。 「いいえ、こなた。私のことはかがみお姉様と呼ぶのよ」 「かがみお姉、さま」 うわぁ、なんかSMみたい。 どうせこれが夢なら……このまま物語に流されてもいいのかな。 「こなた」 「一緒にエトワール選に出るわよ」 コメントフォーム 名前 コメント
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《とある地方のローカルニュースより》 本日、中学生県女子バレーボール選手権大会が行われました。 全国大会常連であり、アイドルの清水 マルシアさんが主将を務めるなど多くの注目を集めているネプチューン国際女学園中学校。 関東大会出場を懸けた準々決勝に臨みましたが、二度目の県大会出場となる日天中学校にセットカウント2-1で敗れ、創部以来初めて県大会で姿を消すことになりました。 各チームのキャプテンにお話を聞きました。 ◆◆◆ 「嬢ちゃんたち、ポイントなんぼよ?俺10pt」 「私も同じデース」 「わた、我は15ptだ」 ATMのような機械を囲む三人の男女。 その表情は険しかった。 彼らの囲む機械はGP交換所。 他参加者を殺害するなどの方法で得られるGPを使って、ステータスの上昇や情報収集、アイテムの獲得などを行うことができる。 このゲームに於いて有効活用できれば大きなアドバンテージを得られる重要な代物だ。 彼らもそれを承知しているからこそ近寄って検分しているわけである。 だがしかし。 「無え袖ぁ振れねえしな」 彼らの持ちptは微々たるもので、今できることと言えばEランクのステータスをDランクに向上させる程度がせいぜいだった。 現状、GPを増やす方法は現在判明している限りで三つ。 一つは他参加者の殺害。 これは論外だ。 殺し合いへの不服従、主催の打倒を掲げている以上、GPを稼ぐために他者を襲うなど許されることではない。 一つは砂漠エリアで行われるというイベントへの参加。 こちらも難しい。彼らの現在地はマップの南東端。 正反対方向にある砂漠エリアで行われるイベントに参加しようとしても、彼らの到着する頃には終わってしまっているだろう。 となれば選べる方法は一つ。 「……塔だな」 塔を支配して定期メール着信時に得られる100ptをいただくことだ。 「『水の塔』デスか?デモ既に支配者がいますよ?」 「そこはまあ交渉だな。支配者を味方に引き込むなり譲ってもらうなり」 大雑把な我道の案を聞いた良子の顔が曇る。 「そう上手くいくものか?GPは皆が欲するものであろう?それこそ…その…」 口ごもる良子の言葉を我道が引き継ぐ。 「『それこそやる気になってるやつも含めて』か?」 良子は元々、今回のバトルロワイアルゲームについてあまり深い考えを持って臨んではいない。 というか†黄昏の堕天使 アルマ=カルマ†としての自分をアバターで作り出し、振る舞うことができた時点で概ね彼女の目的は達成されたようなものである。 他人に危害を加えたり殺されてやるつもりは全くないし、そもそもゲーム開始から厨二病を弄られ、ライブで盛り上がっていただけの彼女には自分がそういう環境に置かれているという事実にもあまり実感がないのだ。 しかしそれはこの空間にいるすべての人がそうであるということを意味しない。 気のせいかもしれないが、銃声や爆発音のような音がかすかに聞こえてきている気もする。 島を一つ隔てれば、否、エリアを一つ隔てれば、誰かが死に―――誰かが人を殺しているかもしれないのだ 実際にはそんなことが起こっていなかったとしても、『やる気』になっている人がいると口に出してしまえばそれが現実になってしまうような気がして、良子はそれがたまらなく怖かったのだ。 「まーいるだろーなー。そーゆー輩も」 そんな良子のセンチメンタルな思考を台無しにしながら、我道が無精ひげを撫でる。 「ニュースやら交番の前やらで見た犯罪者共の名前もちらほらあるしな」 「模倣犯(コピーキャット)デハないデスか?」 「それなら可愛いもんだが。ガードの固いお前さん方アイドルを、こんなにたくさん連れ込んでやがるんだ。マジモンの死刑囚の一人や二人、参加させててもおかしかねえと思うぜ。 んで本題、『ヴィラス・ハーク』ってのはどんな奴だと思う? せめて男か女かくれーは割り出しときたいとこだが…ソーニャ、どう思う?外人だしわからねえか?」 「нет!ワタシ日本人デース!外人違いマース!」 我道に話を振られたソーニャが怒りを露わにする。 とはいえ、それほど怒ってはいないようで、その様はどこか愛らしい。 「がっはっは!悪い悪い!それで、どう思う?」 「そうデスね…」 ソーニャが顎に指を当て思案を始める。 「『ヴィラス』と言う名前が人名に使われているのはあまり見た記憶がありまセーン。『William』の短縮形で『Vill』が使われることがあるノデ、その変形かもしれまセーン」 「男であるということか?」 「正直何とも言えまセーン。今更言うのもなんデスが、名前も外見も性別も身体スペックも変更できるこの状況でソレを考察してもチョット無意味デース」 「本当に今更だな…」 思考が煮詰まり、三人の間に沈黙が訪れる。 「よし!行くか!」 数十秒が経ち、口火を切ったのはやはり我道だった。 「誰がどんなスタンスでこのゲームに臨んでるか知らんが、会わなきゃなんも始まんねえよ。 会って話してそれから考える!それでいいだろ?な?」 我道らしい大雑把な結論。 しかしそれは空手を通じて多くの強敵(とも)と拳を交わし、酒を通じて多くの呑兵衛(とも)と盃を交わし、広い人間関係を築いてきた我道だからこその結論だった。 「そうデスねー。虎穴に入らずんバ虎児を得ずデース!」 「うぅむ…ソーニャがそう言うなら我も従おう」 賛同するソーニャ。そして良子もそれに不承不承といった表情で追随する。 「ま、荒事になったら俺が矢面に立つがな。 お前さんのスキル『幻惑の魔眼』、もしもの時にゃ頼りにしてるぜ!アルアル!」 我道がニカっと笑って良子の頭を乱暴に撫でまわす。 「頭を撫でるなぁ!アルアルはやめてぇ」 我道の大きな手を振り払い、髪を直す良子。 その表情は少し明るかった。 ◆◆◆ ――清水マルシアさん、お疲れ様でした。今のお気持ちをお聞かせください。 「ありがとうございます。 私たちの世代は不作って言われてたので、何とか見返そうとここまで来たんですが、力及ばず悔しいです。 ネプ中女バレ部の歴史に傷をつけてしまうことになってしまって申し訳ない気持ちです」 ――清水さんは高校ではバレーを続けないと伺いましたが? 「はい。高校ではアイドル活動に専念したいと考えています」 ――最後に日天中学校に一言。 「必ず優勝してください!」 ――本日はありがとうございました。お疲れ様でした。 「ありがとうございました」 ◆◆◆ 高井 丈美はため息を吐きながら水の塔の外周を歩く。 この『New World』なる空間にいる知り合いは4人。 一人は陣野 優美。敬愛する先輩。 一人は陣野 愛美。優美の姉であり、悪。 一人は郷田 薫。優美の元彼。 最後に青山 征三郎。優美たちが行方不明となった『中高生同時失踪事件』の被害者たちの行方を追う私立探偵。 行方不明となった優美がこの空間にいることを知った丈美だが、探しに行きたい衝動に駆られながらも、いまだに塔周辺でお散歩する羽目になっている。 その直接の原因が水の塔の支配者、ヴィラス・ハークだ。 本人曰く三歳児であるという彼女をこの殺し合いの場に放置していくのはさすがに気が咎めて、ダラダラと時間を浪費してしまっていた。 (本当はこんなことしてる場合じゃないんだけどなあ……。 ヴィラスちゃんの保護者の人、早く来てくれないかなあ……) こうしている間にも陣野優美が、陣野愛美がどんな行動を起こしているかわからない。 そんな考えがいら立ちや焦燥となって丈美の中に募っていった。 はあ、と もう何度目になるかもわからないため息を吐く。 陣野優美、陣野愛美は双子の姉妹だ。 容姿端麗、成績優秀、スポーツ万能。そんな誰もが羨むハイスペック姉妹として評判だった。 二人の周りには多くの友人がいたし、愛してくれる恋人もいた。 彼女たちの両親もまた二人を平等に愛していた。 しかしその姿がまやかしであることを、高井丈美と女子バレーボール部員たちは知っていた。 陣野姉妹の両親は愛美に誘導され、優美に対しておぞましい虐待を全くの無自覚に行っていた。 元々優美の友人・恋人であった者たちは皆、後から関係に介入してきた愛美に夢中になっていった。 優美が何かを得るたびに、何かを作る度に、それらは全て、姉である愛美に根こそぎ奪われていった。 優美自身もそんな状況に苦しみ、人格を歪ませていった。 何かを奪われれば過敏に反応し、苛烈に当たり散らした。 それでも丈美たちは陣野優美だけの友人であり、仲間であり続けた。 バレーボールを、勉強を、友達作りを、恋愛を、頑張る優美が好きだから。 だからこそそれを嘲笑うように阻害する愛美を彼女たちは嫌い、排除し、女子バレーボール部を愛美と共用ではない、優美だけの場所として成立し続けた。 バレーボールに熱中し、八つ当たり癖も落ち着いて来たころ、優美は愛美らと共に行方をくらました。 丈美も意図的に距離を置くようにしていた陣野夫妻とも再び関わりを持つようになり、優美が一刻も早く見つかるよう尽力したが何の手がかりも得られないまま1年が過ぎた。 そして今、高井丈美はよくわからない殺し合いのゲームに巻き込まれている。 なぜ自分がそんなものの参加者に選ばれてしまったのかは見当もつかなかったけれど、長く探し続けた陣野優美が、この場にいると知ることができた。 ようやくつかんだ手掛かり。逃すわけにはいかない。 「とはいえ優美先輩、ゲームに乗ってなきゃいいけどなあ」 あの醜悪な自称友人たちと共に一年も行方不明になっていたのだ。取り返しのつかない何かを失った優美が自棄になってしまうことも十分に考えられる。 優美の精神状態を思うと、丈美は気が気じゃなかった。 (だからヴィラスちゃんの保護者 #65374;!早く来 #65374;い!ネグレクトで児相に通報すんぞ #65374;! ってあれ?) 苛立ちを募らせる丈美の目に一瞬、見覚えのある顔が映った。 「あれって……アイドルの?」 ◆◆◆ 天を衝くがごとく聳え立つ――――と形容するには少し高さが足りない水の塔。 その麓の岩陰から三人の勇者が顔を出し、辺りを見回す。 「あれが水の塔か。歩いてみると結構近いもんだな」 「くっ!わが両脚よ…!鎮まれ……!」 「アルアルの嬢ちゃんは何言ってんだ?」 「疲れて脚が震えるそーデース。我道さんの歩きはチョット早かったデスから」 「アルアルはやめてぇ。解説しないでぇ」 間の抜けた会話を繰り広げながらも、我道とソフィアは辺りの哨戒を行う。 周囲に人の姿はないが、身を隠すのに都合よさそうな岩や木が点在しており誰もいないと判断はできない。 塔に目を遣ると造りは非常に単純で、頂上にたどり着くには一直線に階段を昇るしかないらしいことがわかる。 「一番怖ぇのは、階段を昇ってる最中に上か下で待ち伏せされて集中砲火を食らう、とかだな」 「塔を昇るとして、もしソーなったらドーします?」 「そんときゃああれだ。アルアルの…なんだっけ?『邪王炎殺…』」 「『漆黒の黒龍』だ!パクリみたいに言うでない!」 頬を膨らます良子にがははと笑う我道。 知り合ってからの時間は短いが、こうしたやり取りもだいぶ板についてきていた。 「というかそれでは人を傷つけてしまうではないか。無闇に他者を害するのは我の本意とするところではない」 「まあそうだよな。それじゃショックボールでひるませてその隙に俺が…」 「ガドーさん、アルアル。誰かがこちらに向かってマース」 ソーニャが岩陰から出していた顔を引っ込め、策を練る二人を制する。 朗らかだった二人の表情に緊張が走る。 「どんな奴だ?」 「女の子二人組デース。一人は黒髪で日本人ぽいノデ、もう一人の金髪の女性が『ヴィラス・ハーク』さんデショウ」 「なるほど。どう接触したもんかね」 二人の女子はこちらに向かっているという。 こちらに気づいた上での行動であれば先制攻撃の機会を与えてしまう怖れがあるし、彼女たちがこちらに気づいていなければ出会い頭の戦闘に発展してしまう怖れがある。 どちらにせよ接触するなら距離が詰まらないうちにするべきだ。 早急に結論を出す必要がある、と思った矢先のことだった。 「すみません!そこに誰かいますよね?」 二人のどちらかが声をあげる。 「私達、戦う気はありません!そちらも同じなら出てきていただけませんか?」 どうやらゲームには乗っていないらしく、接触を求めてきている。 「願ったり叶ったり、だな」 「待て!罠の可能性も…」 「あるだろうがどのみち接触する他ねえだろ」 「見たところ丸腰のヨーデスし、いきなり撃たれることはないデショウ」 すでに日の出の時刻を過ぎ、周囲もだいぶ明るくなっている。故に彼女たちが武器らしきものを手にしていないことも、ソーニャは一目で判断できた。 ソーニャ、我道が岩陰から出て二人の元に歩み寄っていく。 良子も後に続き、我道の後ろにぴたりとくっつく。 2mほど離れた地点で両陣営共に足を止める。ソーニャの言う通り一人は黒髪で一人は金髪だ。 黒髪の方は我道よりも背が高く体の凹凸もほとんどないが、まだあどけなさを残す顔つきからソーニャと大して変わらない少女であることがうかがえる。 金髪の方はナイスバディな成熟した女性だ。しかし呆けたような表情と少女に手を引かれるままに歩く様は、この殺し合いの場に似つかわしくない危うさを感じさせた。 「突然お声がけしてすみません。日天中学校3年4組 女バレ部主将の高井 丈美と言います。 隣にいるのがヴィラス・ハークちゃんです」 礼儀正しく頭を下げる黒髪の少女。先ほど声をかけてきたのもこちらのようだ。 体育会系らしいハキハキした自己紹介に我道も好感を覚える。 「おうよろしく。俺は無空流空手道場天道支部 師範代の天空慈 我道だ」 「ご丁寧にドーモデース。『HSF』の諸星 ソフィアデース。[メンバー]には本名で載ってマース」 「……我は……†黄昏の堕天使 アルマ=カルマ†……である。」 自己紹介を終えると丈美が目を輝かせながらソーニャを見る。 「ちらっと見えたのでまさかとは思ったんですけど、本物の諸星ソフィアさんにこんなところで会えるなんて思わなかったです。 後輩にもHSFのファンがいますから、帰ったら自慢しますね」 丈美も年頃の女の子なので流行にはそれなりに聡い。 特にアイドルファンというわけでもないが、目の前に芸能人がいる状況でテンションを上げずにいられるほど無関心でもなかった。 「ありがとデース。ワタシもあなたのことマルシアちゃんから聞いてマース。 『あのブロックが抜けなかった!“高井丈美”じゃなくて“高井壁美”に改名したらいいんだわ!』って言ってマシタ」 「それ喜んでいいんですかね……? そうだ、握手してもらっていいですか?」 「もちろんデース」 「うぉっほん!!」 握手まで始めた二人を我道が強引に引き戻す 「それで、嬢ちゃんはどうしてあんな真似を?」 塔の支配者となったヴィラスを連れている丈美。 塔が支配されればマップで確認できるようになり、そのアドバンテージを横取りしようという参加者がこぞって集まりかねない。 支配を上書きしに来た参加者を待ち伏せて狩るつもりだったというならともかく、こうしてゲームに乗っていないことを表明して対話を試みるというのはあまりに非合理だ。 我道が問うと丈美は苦笑しながらヴィラスを右手で示した。 「実はこのヴィラスちゃん、外見と中身が全然違うみたいで……。年齢訊いたら3歳だって言うんですよ。 だから保護者の方とかがこのゲームに巻き込まれてたら、迎えに来てくれるんじゃないかなーと思った次第です」 「ゲームに乗った連中がやって来るとは思わなかったのか?」 「正直最初は気付かなくて。 後になって思い至ったんですけど、アイテムで防御できるんで良いかなーと」 そう言ってジャージの袖をまくり、手首に巻いたブレスレットを見せる。 青みがかった銀色の、重たそうな代物だ。 「それがアイテムデスか?」 「はい。なんか一定以上の威力?の攻撃に対して自動でバリアを張ってくれるらしいです」 「良いモン引き当てたじゃねーか。俺のガラクタとはえらい違いだ」 そう言ってカラカラと笑う我道。しかしすぐに表情を引き締め丈美に向けた。 「それで? 嬢ちゃんたちはこれからどうするつもりだい?」 問われた丈美もつられて表情を引き締める。 「ヴィラスちゃんについてはよくわからないんですけど……。 私は優美先輩を探したいと思ってます。メンバーの…真ん中辺りに名前あるんですけど」 「……ああこれだな。 ん?日天中学校の陣野姉妹っていやあ……」 「去年の『中高生同時失踪事件』の被害者デース。 上の方に郷田薫の名前もありマース」 なるほどな、と言って我道は名簿から目を離す。 「この三人と合流して、元の世界に帰る。 それがお前さんの目的かい?」 尋ねられた丈美は「いやいや」と手を横に振る。 「私の目的は優美先輩と一緒に帰ることです。 見ず知らずの参加者の人たちはともかく、愛美先輩と郷田先輩の二人に関しては一緒に帰って来てほしくないっていうのが本音です」 礼儀正しい、さわやかな体育会系。そんな印象の丈美からは想像しにくい陰湿な言葉が発せられ、我道もソーニャもきょとんとしてしまう。 「ドーしてデスかー? 行方不明になった6人は親友だったと聞いてマース」 ニュースでは一緒に遊びに行ってそのまま行方不明になったと報じられていた。 そのうちの一人である陣野優美を殺し合いという状況下で捜索したいと願う人間が、その親友である二人の生還を望まないというのはいささか不自然に思えた。 ソーニャの呈した疑問に「そうですね」と丈美は乾いた笑いを浮かべる 「表向きにも、本人たちの認識でも彼らは親友同士のグループです。それは間違いありません。 でも外から傍観してた私に言わせれば、あんなグロテスクな関係性を『親友』なんて呼んじゃあいけないってもんですよ。 もっと言えば、優美先輩を取り巻くほとんどすべての人間関係は、愛美先輩の手で非常にグロテスクに歪められています」 「だからバレー部だけはその毒牙にかからないよう、私たちで必死に守ってきたんですけどね」と、そう言って丈美はヴィラスの手を離す。 「だから皆さんにはヴィラスちゃんの保護をお願いできないかなって思うんです。 優美先輩を探しに行きたいですけど、こんな子どもを一人で殺し合いの場に置いていくっていうのも嫌なので」 丈美の目には確固たる意志があり、それはいかなる言葉でも覆らないだろう。 それはわかっていたものの、保護者として、大人として、単身で虎穴に入らんとする丈美に訊かないわけにはいかなかった。 「それは、お前さんも含めて俺たちと同行して探すってわけにはいかねえんだな?」 「はい。私は脚力を強化するスキルを取っているので。敏捷が……多分A以上はないと足手まといです」 「じゃあソーニャと握手とかしてる場合じゃねえじゃねえか……」 そんなに急ぐならようと、二回り近くも年下の少女に足手まとい呼ばわりされた我道はげんなりし、ため息を吐く。 「だったらせめて、連絡手段を決めとこうぜ。のろしとかよ」 「それならメールを送ればいいデスよ」 しばらく黙っていたソーニャが口をはさむ。 「1通出すのに10ptかかりますケド、連絡先を知ってる相手には送れマース」 初めて聞く情報の数々に我道と丈美が目を剥く。 「ソーニャおめえ何でそんなこと知ってんだ!?」 「アルアルに会う前にシェリンちゃんに質問しマシタ。 他にもイロイロ聞いてますヨー」 「連絡先の交換ってどうやるんですか!?」 「5秒以上の単純接触『Connect』すればOKだそうデース」 そんな具合で、互いの知っていることについて情報交換を行った。 「それじゃあ、何かあったらメールで連絡ってことで」 「おう。お前さんも気をつけてな」 「また会いマショー」 簡単に挨拶を済ませ、丈美が走り出す。向かう先は中央エリアだ。 『健脚』スキルの名の通り、その速度は乗用車にも匹敵するだろう。 長身の丈美の姿は小さくなり、やがて見えなくなった。 「それじゃ、俺らはしばらくここで待機だな」 情報交換と作戦会議の末、彼らはヴィラスが塔の支配者に与えられる100ptを受け取ってから出発することに決まった。必然的に第一回の定期メールの受信を待つことになる。 「今からだと…30分くらいデスね。そしたら来た道を逆戻りデース」 また、彼らは丈美とは異なるアプローチで中央を目指すこととなった。 現在地から諸島エリアを時計回りに巡り、神社をゲームに抗する集団の根拠地とし、その後で仲間集めに奔走する。 丈美にはそうした情報の伝達も依頼した。 優美を探して駆けずり回れば他者との接触も増える。 当然リスクもあるがそれ以上に多くの仲間を集め、弱者を保護することができるだろう。 「ところで、だ」 と、我道は背中にぴたりとくっつく少女を見遣る。 「アルアルは何だってそんなに怯えてんだい?」 有馬良子は接近してくるのが高井丈美であると知って以降、我道の後ろに隠れてしまい、会話にもほとんど参加していなかったのだ。 道着を掴む良子の手から震えが伝わってきたので我道も何も言わなかったわけであるが。 「か、か、彼の者は現世での我を知る光の天使故! 何故光に身を堕としたのかは我の知る定めにないのだが!」 「ソーニャ!通訳頼まぁ!」 「リアル知り合いだカラ、身バレしたくない。しかも嫌われてるのに理由もわからないから怖いそーデース」 「がッはッは!なるほどなあ!」 我道は高らかに笑い、良子の頭を撫でる。 「この年頃の女子は色々あらぁな」と、面倒を見ている姦しい弟子たちを思い出しながら。 [F-8/水の塔/1日目・早朝] 【共通行動方針】:第一回定期メールを待つ。受信後南下し神社を抑える。 [ソフィア・ステパネン・モロボシ] [パラメータ]:STR:C VIT:E AGI:C DEX:A LUK:B [ステータス]:健康 [アイテム]:不明支給品×3 [GP]:10pt [プロセス]: 基本行動方針:殺し合いには乗らない 1.HSFのメンバーと利江を探す [有馬 良子(†黄昏の堕天使 アルマ=カルマ†)] [パラメータ]:STR:D VIT:C AGI:B DEX:C LUK:C [ステータス]:健康 [アイテム]:バトン型スタンガン、ショックボール×10、不明支給品×1 [GP]:5pt→15pt (キャンペーンで+10pt) [プロセス]: 基本行動方針:†黄昏の堕天使 アルマ=カルマ†として相応しい行動をする 1.ソフィアと我道に着いていく 2.殺し合いにはとりあえず参加しない [天空慈 我道] [パラメータ]:STR:B VIT:C AGI:B DEX:A LUK:C [ステータス]:健康 [アイテム]:カランビットナイフ、魔術石、耐火のアンクレット [GP]:10pt [プロセス]: 基本行動方針:主催者を念入りに叩き潰す。 1.なるべく殺人はしない。でも面白そうなやつとは喧嘩してみたい。 2.中央エリアに向かう。 3.門下生と合流する。 4.覚悟のない者を保護する。 5.丈美からの人物評は話半分に聞いておく。 [VRシャーク(ヴィラス・ハーク)] [パラメータ]:STR:E→D VIT:E AGI:E→D DEX:E LUK:E [ステータス]:健康、鼻が少し赤くなっている [アイテム]:不明支給品×3 [GP]:150pt [プロセス] 基本行動方針:??? 1.食べたい ※水の塔の支配権を得たことにより水属性を得て本来の力を僅かに取り戻しました [備考] 丈美から以下の情報がもたらされました。 ヴィラス・ハークは3歳児であるらしい。 青山征三郎は正義感が強く信頼できる相手。 陣野優美はゲームに乗っている怖れがあるので要注意。丈美にとって大事な人なので傷つけないでほしい。 陣野愛美はゲームに乗っていないと思われるが生来の極悪人なので関わらないのが吉。 郷田薫は腕っぷしは強いがゲームに乗る度胸はない。味方につけても役には立たないと思う。 ◆◆◆ ――高井丈美さん、お疲れ様でした。今のお気持ちをお聞かせください。 「ありがとうございます。 去年は主将不在で負けてしまったので雪辱を果たせて嬉しいです。」 ――去年の主将と言うと『中高生同時失踪事件』の被害者の陣野優美さん? 「はい。そうです」 ――陣野さんにどんな思いを伝えたいですか。 「一刻も早く帰って来てほしいです。 帰ってきたら優美先輩の引退試合してあげたいです。まだできてないので」 ――最後に一言お願いします。 「勝ち進んで、今日の勝利がまぐれじゃないことを証明します」 ――本日はありがとうございました。お疲れ様でした。 「ありがとうございました」 [E-6/橋/1日目・早朝] [高井 丈美] [パラメータ]:STR:B VIT:B AGI:B DEX:C LUK:C [ステータス]:健康 [アイテム]:バリアブレスレット(E)、不明支給品×2 [GP]:10pt [プロセス] 基本行動方針:陣野優美の捜索及び保護 1.優美先輩を探すべく中央エリアへ行く 2.ゲーム打倒を目論む参加者を神社に向かわせる。 3.出来れば青山さんとも合流したい。 4.陣野愛美を強く警戒。極力関わらない。 ※ヴィラス・ハークの正体を3歳の子供だと考えています 【バリアブレスレット】 一定以上の威力の攻撃に反応し、着用者の周辺に球状のバリアを張る。 但し、どの程度の威力の攻撃に反応するのか、どの程度の威力まで防げるのかについて記載がなく不明。 [備考] 我道陣営から以下の情報がもたらされました。 ソフィアがシェリンに質問して得た情報 大和正義は信用できる相手。人相?知らん。 美空善子は我道の弟子。信頼できないわけがない。 酉糸排汰は危険人物。接触は慎重に。 HSFの皆がゲームに乗るわけありまセーン。月乃ちゃんも同様デース。 滝川利江の人相。ただし長いこと会ってないので変わってるかもデース。 桐本、笠子、焔花ら犯罪者の人相。ゲームに乗ってるものと思え。 045.酔生夢死 投下順で読む 047.役に立ってから死んでくれ 時系列順で読む 偶像魔宴 ソフィア・ステパネン・モロボシ 虎尾春氷――破章 有馬 良子 天空慈 我道 水を得た魚 VRシャーク 高井 丈美 命短し走れよ乙女